先日,深夜に友人と話している際に「スライドのフォントに結局 Noto Sans(≒ 源ノ角ゴシック)を選んでしまう」という話題が出ました*1.Noto Sans がオープンソースであり,Google スライド等のアプリケーションで最初から使用できるという理由も勿論あるのですが,個人的にはそれだけが理由でないように感じます.
ときに,プレゼンテーション用のスライドにはどのような書体が適しているのでしょうか? 遠くから見えるように,視認性が高いフォントを使いましょう! ――という教科書的な回答はさておき,これは結構難しい問題に思えます.というのも(特に,洒落た発表ではなく研究発表のようにお堅い)スライドは,視認性のほかに,ある主の無味乾燥さが求められるように感じるからです.個人的には,「視認性」「ニュートラルさ」「デフォルト感がない」の 3 つを兼ね備えた書体が適切であると感じています.このあたりに関して雑感を書いてみます.
続きを読むスライドのデザイン,Noto Sans を選ぶと負けたな……という気持ちになるが結局選んでしまう Noto Sans を見ると「デザインに関心はあるが我は強くない」みたいな印象を受ける
— いなにわうどん (@kyoto_inaniwa) 2024年10月1日